馬猿の4コーナー後方日記‼︎

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【サラブレッド】馬 競馬における品種改良された軽種馬

競走馬 サラブレッド

 

 

サラブレッドとは?

現代競馬における競走馬の主流品種である。

18世紀初頭のイギリスでアラブ馬や狩猟に使われていたイギリスの在来種であるハンター馬 等から競走馬用として品種改良された馬。軽種馬である。

サラブレッドのおおまかな定義が決められており、「連続8代にわたってサラブレッドが交配された馬」と定義されている。

サラブレッド=Thoroughbredであり、Thoroughbredを解体しthoroughlyとbredに分けると、thoroughly=徹底的に、完璧なという意味と  bred=育ちが~である という意味があり、完璧な徹底的な育ちのとなる。

サラブレッドの定義でもあったように連続8代にわたり徹底的な育ちが管理された馬ということでしょうか。

 

現代の世界中にいる競走馬(サラブレッド)は父系を辿っていくと、3頭にたどり着くそうです。「3大始祖」と呼ばれています。

 

「競馬はブラッド(血)スポーツだ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これだけの長きにわたり走ることを追求した結果が今の競走馬へとつながっているのですね。

 

日本にはいつから?

日本へ入ってきたのは明治時代だと言われています。

その頃の目的は競馬や娯楽のためではなく、軍事目的で軍馬の改良のためだったようです。

ですが、走ることを主として作られたサラブレッドは気性が難しかったり、体質的な面も多少の難があったのか、当時は日本の在来種やアラブ種と掛け合わせ(アングロアラブ種)を行った生産が盛んだったようです。

 

自動車が発展することで、時代とともに軍事に馬を使うこともなくなり、軍事目的だけでなく、農耕用からも利用価値がなくなってきました。

 

その時代の流れからもサラブレッドは走ること=競馬での利用のみが実質生き残る道となったのでしょう。

 

 この頃のサラブレッドは主にスタミナに重きを置いて生産されていたようです。

17世紀のレースは4マイル競争(つまり6,400m)もあったようで、長距離を走れる馬の生産が目標だったと思われます。

その後ヨーロッパやアメリカの競馬でスピードが重視されるようになり、また2,400mをクラシックディスタンスと呼ぶようになり、馬の生産における方向性が変わってきたようです。

 

現在の日本競馬において、海外競馬と比べてレースの走破時計が極端に早いのは、路盤も硬い傾向にあり、芝の手入れも丁寧に施されていることで、よりスピードが持続し最後に切れを出せる馬の生産が主流となっています。

 

競馬を始めたころ、新聞などに書かれていた「サラ系3歳~ 」というのが不思議で、競馬は全部サラブレッドじゃん、他にいないのに書く意味あるの?と思っていました。

競馬歴の長い方たちは知っていると思いますが、昔はアラブ系の馬のレースがあったようです。地方競馬では身体が頑丈だからなのか、よく見かけたと職場のベテランさんが教えてくれたのを思い出します。

世界の生産

アメリカが圧倒的な生産数を誇っていて、その数なんと年間3万5000頭。

2位はオーストラリアで約1万8000頭ほどなので、約倍の数でアメリカが多く生産しています。

日本はというと、最盛期は1万3000頭ほどだったようですが、2018年は7242頭と、最盛期の約半分ほどとなっています。

現在の日本のサラブレッドにおける交配はサンデーサイレンスからなるサンデー系が溢れかえっていて、近親交配に近いことが多く起こっている。

その為、非サンデー系の血がものすごい大事であり、試行錯誤しながら血の入れ替えをしている最中だと考えられる。

 

今では海外競馬に遠征することも多くなり、日本からもディープ産駒馬が海外で種牡馬になったり、UAEのゴドルフィン軍団が日本競馬でも活躍が目立つようになってきたりと、いままで閉鎖気味であった日本競馬界もあたらしい時代の流れができたように思う。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

よろしければ過去の記事もお読みいただければ有難いです。

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